KANSOU



第18章『無価値なる、されど美しきサタナス』



教会でクレイグと86が交渉中。ハルの正体を調べろとのこと。いよいよハルの正体が判明するんですね!果たしてハルは何者なのか。
そして86についている「天使」とはなんなのか。
しかし、ご褒美がスパイクでケリ10発って一体…。


一方、チェリーはバリーと対峙。
頑張ってますが、バリーを倒すことができません。
倒すことができないし、チェリーを籠絡しようと詭弁を弄するバリー。今回は特に小憎たらしい!

「レイフロの本当の名を知っているか」の台詞が引っ掛かる。
チェリーが本当の名前を知ったらどうなるの?
以前のレイフロの回想でも悪魔が「汝の名は―――」ってたずねるところで切れてたし、ちいさいクリスにも名乗らなかったし…まさか歴史的に有名な人だったりするの?んなわけないか。
とにかく、レイフロの決死の策によって、悪魔の名前が明かされバリーは消滅。
でも「父」であるベリアルも滅ぼさないとレイフロは解放されないよね?ベリアルそのものが出てきたとして勝てるんだろうか?

レイフロも聖書を朗読したために瀕死の状態。まさか聖書の朗読でここまでダメージを負うとは。びっくりじゃない? 
いやー!マスター死なないで!
でも、レイフロは死なないよね。それじゃお話にならないし。と気を取り直したところでやられました。チェリーの悲痛な叫び。

「悪魔でもいいから、この人を救ってくれ!」

一番のツボは「悪魔でもいいから」ってとこなんですが、それはおいといて。
レイフロを「救う」=「生かす」なんだね。
チェリーはレイフロがまだ生きたいと思ってるんだ。本当はどうなんだろう。永遠の呪われた生から解放してやることの方が「救う」ことになるんじゃないかとも思うのだけど。
もちろん読者としてはレイフロに生きててほしいわけだけど。あの叫びは「まだマスターと共に居たい」チェリーのエゴに聞こえた。
エゴついでに「悪魔」発言。これが今回一番印象的でした。
レイフロが「お前は白い世界に」って言ってるそばから「悪魔でもいい」って…チェリーってば…。
気持ちは分かるけど、「悪魔」はないだろ。なんのためにバリーを消滅させたのよ。
でも、今まで100年以上信じてきた神様を捨てたチェリーの想いが切なくて切なくて。
今まで信じてきた言わばアイデンティティーをかなぐり捨てても、身を堕としてでもマスターと共にありたいんだ。

そんななりふり構わずのチェリーに「悪魔でもいいなら」と差し伸べられた手。悪魔なんでしょうか。ベリアル?
他のサイトの方が言ってましたが、これってハルパパな気がする。それかハル。でも、ハルパパは悪魔なの?ベリアル?それとも他の悪魔?じゃあ、ハルは何者?十字架さげて教会も大丈夫だったよね。

考えるほど謎だらけです。

すごく続きが気になる!
チェリーは、マスターはこの後どうなるのでしょう。



2010.04







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