KANSOU



第27章『無辜に捧ぐ夜想曲』



さて、感想兼粗筋です。
以下、ネタバレや根拠のない考察、妄想も含みますのでご了承ください。


アルに捕縛されたチェリーが「マスターはアルの父親じゃない」って告白してますね。「”故に自分を弟に見たて嫉妬するのは間違いだ”と」。
あー、そうなんだ。チェリーは本気でマスターがアルの父親じゃないって信じてるんだ。マスターもそう思ってるの? チェリーにそうだって説明したの? でも自分の預かり知らないところで子供ができてるってこともあるよねぇ? レイフェルの件もあるし・・・。
そこで、アルがチェリーに注射(麻酔薬?)を打ちながら問いかけるわけです。
「ほんの少しだけ発想を変えてみれば、新たな可能性を見出せたとは思わなかったかね?」「”もしジョニー・レイフロが本当にアルフォード=ウェインの父親であったなら”と」
うーん、もしチェリーがそれを認めたらなんて思うかしら。その事実があったところでマスターとの関係は変わらないかなとも思いますが。
ところでちょっとここで疑問が。
「発想を変えて・・・」って読者にも言えなくないですか?
他の方の感想とかを読んでも感じるのですが、読者の間では「アル=マスターの子供」って認識が通ってるよね。私もそう思ってたんですが。ではもしアルがマスターの子供じゃなかったら? そういう可能性もあるのかなぁって思ったり。だったら子供のころのマスターにそっくりなのはどう説明するのか、と言われたら困っちゃうんだけど(^_^;)。でもその可能性も捨てきれないなぁなんて。

さて、コウモリになって逃れたマスターは近く?のお城の廃墟(だと思う)に辿りついて人型に。第一声が「クリス・・・」ってのが、もう!! 分かってるよ、大好きで心配なんだよね!!
そこに早速バリーがやってきて、交戦、になりかけたところで86が間に入りました―。86はナイフも上手にお使いになるんですねー。この人の戦闘能力すごそうだわ!
で、レイフェルに連絡を取って・・・レイフェル組とマスターが繋がりましたね。一安心。使い魔のポロンちゃんかわいいwww
ヴァチカンの像に腰掛けて連絡を取ってるレイフェル姐さん素敵。お召し物も素敵ですね、丈の長い前立てにフリルのついたブラウスとコートかな?に布ベルト、とてもお似合いだと思います。今回は姐さんの一面も知ることができて楽しいですね〜。スピンオフで是非レイフェルの過去を披露していただきたいです。
その頃クレイグさんは枢機卿と談判中。さすがにヴァチカンも相当情報を集めているみたい。
クレイグ、レイフェルご一行がヴァチカンを後にするわけですが、ここで姐さんの交友関係が・・・って、どんな方とお知り合いなんですか!? すごいなぁ、姐さん。まじ姐さん(笑)。お友達のご婦人も素敵かっこいいですね。これからこの人も関わってくるのかしら? そしてチェリル、へこまないでぇ(笑)。
これからレイフェル組は南仏に向かいレイフロ達と合流するようですが、帰れと言われたクレイグさんがこのまま引き下がるわけもなく。レイフェルと共に行くと告げました。くぅ、クレイグかっこいい! 作品内で一番揺るぎなく安心してみていられるキャラですね、クレイグ!
きっと彼らならチェリーを助け出してくれる、はず?

アル邸ではチェリーが目を覚ましましたが、椅子に両手首を縛りつけられた状態で。動くと頭が痛む様子。
なんか、アルがこわいこと言ってるんですけどぉ! 手袋を外してるってことは、まさに今、ここで「手術」し終えたばかりってことですか?! 怖い!!
そしてこんなの埋め込まれて、この先チェリーは大丈夫なの? どうしたって取り出せないんじゃないの・・・? さすがの吸血鬼も頭部を爆破されたら生きては、いられないよ、ね??? 脳の深部なんて、相当腕の立つ外科医さんじゃないと摘出はむりですよねぇぇぇ?!
そして拘束されたままのチェリーにエキシビジョンを公開するアル。
「vassalord」から作られた吸血鬼もどきは「ノクティアン」と命名したようです。なんかかっこいい名前だな。そして画像内のチェリーはどうやって撮ったの? 合成かなぁ。さわやかな笑顔がやたらに嘘くさい(笑)。
要はvassalordをプロデュースして、ノクティアンを先導してるのはクリストファー・J・ゴスであると、仕立てあげるってことですね。今までの世間への露出もそのためだったと。あくまでアルは表舞台には立たずにチェリーを傀儡にしようってわけだ。しかも発言からすると使い捨てにすると。うわーあくどい。
でもさー、チェリーの死はもう確定してるようなものでしょ。そんな状態じゃチェリーはアルの言うこと聞かないと思うんだけどなー。マスターも既に脱出してることだし。
さてさて、続きが気になりますね!ってところで今回はここまで。戯れ言を読んでいただきありがとうございました〜♪



2011.10







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