KANSOU



第28章『ペーソスは花を闇路に探す。』



さて、感想兼粗筋です。
以下、ネタバレや根拠のない考察、妄想も含みますのでご了承ください。


 おぉぉ、28章を最後まで読めば分かるのですが、タイトルの主役がクレイグさんですね!
 タイトルからして、物哀しいな・・・。

 さて、場面はニース・コート・ダジュール国際空港から。
 この寒い季節にニースとか聞くと、行きたくて仕方がなくなりますね! ・・・ま、それはいいとして。レイフロ、レイフェル、チェリル、バリー、クレイグ、86が揃いました。チェリルの鎌はどうやったら飛行機に乗せられるんだろうとささやかな疑問。そして86も普通に飛行機に乗れるのw? 怪しい人物すぎるwww
 そして、空港の壁面にでかでかと張られているチェリーのポスターが欲しいです!!! きっとこれはファッション系のポスターだよね? ノクティアン系じゃないよね? でも瞳が黒っぽくなっているのが気になる。うーん。チェリー、写真集出せばいいのに(笑)。いやそうじゃなく、vassaの画集でもいいですから!

 ニースの屋外で、白昼から作戦会議なんですが。
 レイフロ、レイフェル(+バリー)が防日光対策ばっちりでおかしいwww きっとこの後シリアスになるから、ここで和んでおこうという作者様の配慮ですね。
 レイフェル姐さんが助ける対象を「二人と一匹」って言いました。
 ・・・ふたりといっぴき?   チェリーと、ミネアと、・・・・・・レイモンド?! なになにレイモンドも助けてくれるの?! いやぁ、てっきり彼は見殺しにされるのかと(・・・)思ってたから、うれしい! ここが自分的に今回の一番の萌えポイントでした(笑)。チェリーとマスターとレイモンドがきゃっきゃうふふしてるところを脳内が勝手に再生。落ち着け私。
 作戦会議中に、バリーが発言するのですが。チェリーは「再び囚われの身となるリスクを冒してまでレイフロが助けに」来ることを望んでいるのか? と。うーん、どうだろ? ここのとこ、チェリーの心理描写がないからどうとも言えないんだよね。この後のアルの屋敷で「仕事」をしているところも普通?通りだし。チェリーはマスターを逃がしただけで満足なの? 自分はどうするつもり? 助けに来てもらうことが前提になっているの? とちょっともやもやしてみたり。そんなもやもやすることを言うバリーにマスターは「妙な突っかかり方をするじゃないかバリー?」。それに対して「クリストファーに対して多少のやっかみも有るがね。」。うわぁ、チェリーってば夢魔をもやっかませてるwww
 で、話題がアルのことになって。レイフェルとバリーのやりとりが気になるんですけど! バリーは何か知ってる? そろそろアルの出生の秘密も明るみに出るのでしょうか?
 86は主にどう城に攻め込むかを調整している様子です。今回は「天使様」のお告げ?を聞く場面があるのですが、これはもしかすると86に予知能力的なものがあるともとれるような。違うかな? vassaには吸血鬼も夢魔も登場するので、天使が出てきても不思議はないのですが86以外の誰もその姿を見れないのが気になるんですよね〜。

 さて、後半は私の苦手分野が続くので飛ばしていきますよー。
 アルの屋敷(城?)では、以前と変わらずチェリーがアルの傀儡として働いてます。どうでもいいんだけど、アスカムさんがいい男に見えてきて困る(笑)。意外とチェリー寄りな姿勢を見せるところとかも気になるんだよな〜。
 若干脱線しました。
 えぇと、「vassalord」の説明は省いていいですよね。DNAがどうのとか私の頭ではフリーズしちゃいます。チェリーも難しい話を振られて「シンプルに(説明を)頼む」って言ってるけど、確かチェリーは、多少はその辺の知識ありませんでしたっけ? ドラマCDで薬剤の成分に詳しい素振りをしていたような。ま、いっか。うん、まぁ、ともかく。アルの城には「vassalord」の副作用? により「人間」でも「吸血鬼もどき」でもなくなってしまった、化け物のようなものが存在しているというわけですね。それを「衛兵(ガード)」と呼んでいると。有事の際にはソレがすべてを破壊して証拠隠滅すると。なんかこの辺ドラマCDのact.1を彷彿とさせます。

   場面が変わって、ニースのホテルかな?(遺跡じゃないよね?煙草ぽいしてるし!)の夜。
 煙草を吸いに来たクレイグがもの憂げなレイフロに「チャールズが心配か?」と問いかけます。クレイグもやっとチェリーが「真に善良」だと分かってくれて、レイフロと彼の話をしているところに胸が熱くなります。マスターも「この俺が、アイツを化け物にしたんだ」って告白するあたり、クレイグを信用しているのかな。それとも誰かに身の内に渦巻く想いを吐露したかった? もうこの辺の憂いを帯びてたり、誤魔化すように皮肉っぽい笑みを浮かべる表情とか・・・マスターが(こういう表現でいいのか分からないけど)セクシーなんですよね・・・!
 そして、そんな化け物たちの渦巻くこの事件に、ただの人間であるクレイグは首を突っ込む必要があるのかと問うのですが。クレイグにも事件を追う理由となる過去があったわけです。
 ・・・これも省いていいかな。こういう話、悲しくなってしまって苦手なので。
 とにかく、吸血鬼事件にクレイグも関係があるって話。うぅぅ、クレイグさん!!!



2011.12







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